今年の展示会では、最新モデル Stringo S5 PLUS と Stringo DuoMover の実機を展示するほか、Stringo 4WM や自動化対応についてご紹介いたします。40 周年を迎える本年度、さらなるイノベーションやソリューションをお客様のもとにお届けしたいと考えています。
本年度の展示会では Stringo S5 PLUS の実機を展示いたします。Stringo S5 シリーズは、Stringo 550 の後継機にあたります。パワフルな AC ドライブモータ、先進的なユーザーデザイン、ステアバイワイヤシステムが搭載された次世代型のビークルムーバーです。
無人搬送にも対応しているため、重量の電気自動車 (EV) やホイールベースの広い車両を
安全かつ簡単に移動させることができます。
また、Stringo 4WM は、電気自動車 (EV) の製造ライン、風洞試験、シャシダイナモ・テストルーム環境などでご利用いただけます。EVの試験工程では、車両のバッテリがオーバーヒートする「熱暴走 (サーマルランナウェイ) 」と呼ばれる状態が発生する危険性があります。バッテリセル内の温度が急速に上昇すると、有毒ガスの発生や消火が非常に難しい火災や爆発が引き起こされる可能性があります。EV の車両試験では、バッテリに異常がなく正常な状態であることを確認するため、厳格なモニタリングが求められます。
Stringo S5 Thermal Runaway 4WM は、こうした施設で試験を行うエンジニアの安全を確保し、距離を保ちながら対象の EV 車両をすばやく施設の外に移動させることができます (建物自体から避難しなければならない深刻な事態の場合は、専門的な訓練を受けた消防士の方に対応をお願いしてください)。リモートコントローラ(リモコン)やセーフティライトも装備されており、オペレーターのみでなく周辺環境の安全性も向上させることができます。Stringo 社 CTO を務める Magnus Grafström はこう語ります。「Stringo S5 Thermal Runaway 4WM (S5 熱暴走対応 4WM) をお客様にご紹介できることを喜ばしく思います。安全性の観点から、この製品の開発は非常に重要であると考えています。当社では、引き続き車両試験施設や製造施設における安全性の実現に向けて取り組んでいきます」
昨年度に続き、2025 年 5 月 21 日 (水) ~ 23 日 (金) の 3 日間、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展いたします。本年度もリアル展示会およびオンライン展示会のハイブリッド開催となります。オンライン展示会は、2025 年 5 月 14 日 (水) ~ 6 月 4 日 (水)となります。自動車業界のさまざまな企業が出展を予定しています。公益社団法人自動車技術会 (JSAE) が主催するこの展示会には、昨年は 7 万人を超える自動車業界関係者が来場しました。
Stringo は、日本市場での事業成長に取り組む一環としてこの展示会に出展します。「当社は日本市場で成長を続け、さらなるビジネスの拡大に向けて取り組んでいます。お客様が必要とするソリューションのご提案、製品のカスタマイズ事例など、来場いただいた皆様にご紹介できることを楽しみにしています」(Nina Thelin、Stringo 社 CEO)
「人とくるまのテクノロジー展 2025」の詳細については、 こちらをご参照ください。
Stringo について
Stringo は、スウェーデンのハイコーストの中心部、ニーランドに拠点を置く企業です。創業者の Göran Fahlén (ヨーラン・ファーレン) が車両を移動させる「ビークルムーバー (車両運搬機)」を創案し、世に送り出しました。以降約 40 年にわたり完全な自社開発に取り組み、現在では世界各地にビークルムーバーを提供しています。Stringo は、ビークルムーバーの開発に特化している唯一の企業です。あらゆる製造工程が自社製品の製造用に最適化されています。当社は、企業としての専門知識を蓄積しながら、誇りと情熱をもって事業に取り組んでいます。当社のビジョンは、人間工学に基づいた安全な方法で、簡単に車両を運搬できる製品およびソリューションを提供することです。
メディア関連のお問い合わせ先
Sam Coleman
Stringo チーフマーケティングオフィサー
sam.coleman@stringo.se